2026年9月21日
ダーツ スタッツの目安|01のレーティングと3ダーツアベレージ換算
ダーツのスタッツの目安を一言で言うと、DARTSLIVE の 01 スタッツで 60 を超えれば B フライト、80 を超えれば A フライト、ハードダーツの 3ダーツアベレージなら バーで 30〜50、上級者で 60〜80、プロが 95 以上です。ただし、この二つの数字は名前が違うだけで、ほぼ同じものを測っています。マシンの 01 スタッツは「1 ラウンド(3 本)あたりの平均点」で、3ダーツアベレージも「3 本あたりの平均点」。つまり 同じ物差しです。この記事では、DARTSLIVE・PHOENIX・ハードダーツの三つの数字を一枚の表でつなぎ、マシンのない家投げで自分のスタッツを出す方法まで書きます。
01 スタッツと 3ダーツアベレージは同じ物差し
まず定義から。ゼロワンのスタッツは、投げた点数の合計を投げた本数で割ったものです。マシンやアプリによって、それを 1 本あたりで出すか 3 本(1 ラウンド)あたりで出すかが違うだけです。
- DARTSLIVE の 01 スタッツ:1 ラウンドあたりの平均点。公式ガイドが「1ラウンドあたりの平均点」と定義しています。
- PHOENIX の PPD:1 投あたりの平均点(Points Per Dart)。3 倍すればラウンドあたりの数字になります。
- ハードダーツの 3ダーツアベレージ:3 本あたりの平均点。PDC の中継で「アベレージ 98.5」と出るのはこれです。
だから換算は簡単です。PPD × 3 = 01 スタッツ ≒ 3ダーツアベレージ。PHOENIX で PPD 26 なら、ラウンドあたり 78 点。DARTSLIVE なら A フライト目前、ハードなら「上級者」の帯に入ります。
ただし「≒」にした理由が二つあります。後の章で触れる 80% スタッツと、ボードとルールの違いです。この二つを知らずに数字だけ持ち歩くと、家のハードボードで投げたときに「急に下手になった」と感じることになります。
DARTSLIVE のレーティング表とフライトの目安
DARTSLIVE のレーティングは 01 スタッツとクリケットのスタッツ(MPR、1 ラウンドあたりのマーク数)から算出されます。公式ガイドの表から、区切りの数字だけ抜き出すとこうなります。
- Rt.1〜3(C フライト):Rt.1 は 01 スタッツ 40 未満、Rt.2 が 40 以上、Rt.3 が 45 以上。始めて数か月の帯。
- Rt.4〜5(CC フライト):50 以上。ブルを狙って周辺に集まり始める頃。
- Rt.6〜7(B フライト):60 以上。多くの人が最初に目標にする壁。
- Rt.8〜9(BB フライト):70 以上。
- Rt.10〜12(A フライト):80 以上。店の常連の中でも「上手い人」。
- Rt.13〜15(AA フライト):95 以上。Rt.14 は 102、Rt.15 は 109。
- Rt.16〜18(SA フライト):116 以上。Rt.18 は 130。ここはプロの領域。
B までは 5 点刻み、AA から先は 7 点刻みなので、上に行くほど 1 レーティングの幅が広がります。60 から 65 に上げる労力と、109 から 116 に上げる労力はまったく別物です。
どこからが「上手い」のか。 DARTSLIVE の 2023〜2024 年の集計を引用した記事によると、プレイヤーのおよそ半分は C フライト、B が 3 割弱、A は 1 割弱、AA と SA を合わせても 2〜3% ほどです。つまり 01 スタッツ 60 で上位 4 割ほど、80 で上位 1 割。「A フラを目指す」がなぜ目標として語られるのか、数字で見ると納得できます。
クリケットの目安も同じ表から。MPR 2.10 で B、2.90 で A、3.50 で AA、4.75 で Rt.18 です。
80% スタッツの落とし穴:上がりの分だけ数字が下がる
DARTSLIVE は 80% スタッツを採用しています。501 なら残り 100 点になった時点でその試合のスタッツが確定し、残りの 100 点をどれだけ手こずっても数字には影響しません(701 なら残り 140、1501 なら残り 300)。理由は合理的で、ソフトダーツの店舗対戦は上がりを待たずに次のゲームへ進むことが多いからです。
ところが、ハードダーツの 3ダーツアベレージは 最後の 1 本まで含めます。上がりの場面はダブル(ハードの標準はダブルアウト)を狙って何本も外す時間帯なので、同じ人が同じ腕で投げても、フルゲームのアベレージは 80% スタッツより確実に低く出ます。
具体例で。501 を 15 ラウンド(45 本)で上がったとします。
- フルゲームの 3ダーツアベレージ:501 ÷ 45 × 3 = 33.4
- 80% 換算:残り 100 になるまでが 10 ラウンドだったなら、401 ÷ 30 × 3 = 40.1
差は 7 点近く。DARTSLIVE で Rt.2 に見える人が、ハードのフルゲームでは 30 点台になるのはこういう理屈です。逆に言えば、ハードのアベレージ 50 は、マシンの 01 スタッツならもう少し上に見える数字だと思って構いません。
PHOENIX は 100% スタッツ(上がりまで含む)なので、こちらはハードの計算に近い側です。DARTSLIVE の A フライト(Rt.10)が PHOENIX ではだいたい Rt.13 前後にあたると言われるのは、目盛りの切り方が違うだけで、腕が変わるわけではありません。
ソフトとハードで同じ数字にならない理由
計算式をそろえても、ボードとルールが違えば数字はずれます。主な違いは四つ。
- ボードの大きさ。 ソフトの 15.5 インチボードはハードの 13.2 インチより一回り大きく、セグメントも広い。同じグルーピングでも、ハードでは隣のナンバーに落ちやすい。
- スローラインの距離。 ソフトは 244 cm、ハードは 237 cm。ハードのほうが 7 cm 近いので、ここだけはハードが有利。ブルの高さは両方 173 cm。
- ブルの点数。 ソフトは内外どちらも 50 点(ファットブル)が普通ですが、ハードは外側が 25 点。ブルを軸に 01 を組み立てている人ほど、ハードでスタッツが落ちます。
- 上がりのルール。 ハードはダブルアウトが標準。ソフトのマスターアウトやシングルアウトに慣れていると、上がりで消費する本数が増え、アベレージが下がります。
結論として、ソフトの 01 スタッツからハードの 3ダーツアベレージを一発で変換する式はありません。ただ経験則としては、DARTSLIVE のスタッツからハードのダブルアウトのフルゲームに持ち込むと、10 点前後は下がると見ておけば大きく外しません。数字が落ちてもそれは腕ではなく、物差しの違いです。
家投げでスタッツを出す方法
マシンがない家のボードでも、数字は残せます。必要なのは投げた本数と点数だけです。
- 1 レグの 3ダーツアベレージ:上がった点数 ÷ 投げた本数 × 3。501 を 24 本で上がれば 501 ÷ 24 × 3 = 62.6。
- 上がらなかったレグ:削った点数 ÷ 投げた本数 × 3。501 から残り 40 で相手が上がれば、461 ÷ 本数 × 3。
- ファースト 9:最初の 9 本の平均。上がりの影響を受けない、いちばん純粋な「投げる力」の指標です。1 レグごとの上下が大きいので、10 レグ以上まとめて眺めてください。
- 集計の単位:1 レグの数字は運で ±15 点ぶれます。週ごと、月ごとの平均で見ると、練習の効果が見えてきます。
手計算が面倒なら、投げた本数と点数を入れるだけの3ダーツアベレージ計算ツールがあります。数えるところから任せたいなら、ブラウザで動く無料のダーツ カウンターで 501 を進めれば、ラウンドごとの 3ダーツアベレージとファースト 9 が自動で出ます。自分のボードで毎日投げるなら、Chalkie のアプリのほうが向いています。プレイヤーごとにスタッツが蓄積され、残り点数に応じてアレンジ(上がり目)が手番の前に表示され、ひとり練習用の DartBot は複数のレベルがあり、相手がいない夜でも 501 を回せます。オフラインで動き、登録も広告もありません。カメラでの自動採点はついていないので、点数は 1 ラウンド 2 タップで入力します。
数字を上げるために見るべき場所
スタッツはボードの前で決まりますが、伸ばす順番は数字が教えてくれます。
- ファースト 9 が 3ダーツアベレージを 10 点以上上回るなら、問題は上がりです。40・32・24・16 のダブルと、そこに落ち着かせるアレンジを覚えるのが近道。上がりの組み立てはアレンジ表にまとめてあり、たとえば121 の上がり方は T20・T11・D14 です。
- ファースト 9 と 3ダーツアベレージが近いなら、単純に 20 のトリプルの精度です。カウントアップより、501 を 10 レグ投げて 180 台の回数を数えるほうが実戦に近い指標になります。
- レグごとの上下が激しいなら、平均ではなく最低値を見てください。最低値が上がる練習が、レーティングを安定させます。
01 の引き算そのものを速くしたい方は、ダーツのカウント方法|01(ゼロワン)の点数の数え方に基本をまとめてあります。紙で持ち歩きたい上がり目の一覧は印刷用のアレンジ表へ。
まとめると、01 スタッツ 60 が最初の壁、80 が上位 1 割、ハードのフルゲームならそこから 10 点ほど引いて考える。この目安さえ持っていれば、店のマシンでも家のボードでも、自分の現在地を同じ物差しで測れます。
Chalkie は App Store と Google Play で無料。3ダーツアベレージとファースト 9 を自動で記録し、登録なし、広告なし、オフラインで動きます。
よくある質問
ダーツのスタッツはいくつから上手いと言えますか?
DARTSLIVE の 01 スタッツで 60(B フライト)を超えると上位 4 割ほど、80(A フライト)を超えると上位 1 割ほどに入ります。ハードダーツの 3ダーツアベレージなら、バーやハウスで 30〜50 が普通、60〜80 で上級者、95 以上がプロの領域です。
01 スタッツと 3ダーツアベレージは同じものですか?
ほぼ同じです。どちらも 3 本(1 ラウンド)あたりの平均点を表します。違いは、DARTSLIVE が残り 20% になった時点で確定する 80% スタッツを使うのに対し、ハードダーツのアベレージは上がりの最後の 1 本まで含める点です。そのぶんハードのフルゲームの数字は低く出ます。
PHOENIX の PPD を DARTSLIVE のスタッツに換算するには?
PPD は 1 投あたりの平均点なので、3 倍すれば 1 ラウンドあたりの数字になります。PPD 26 なら 78 点で、DARTSLIVE の A フライト(80)目前です。ただし PHOENIX は上がりまで含む 100% スタッツなので、同じ腕でも DARTSLIVE の 80% スタッツより少し低めに出ます。
家投げで自分のアベレージを計算するには?
上がった点数(501)を投げた本数で割り、3 を掛けます。501 を 24 本で上がれば 62.6 です。上がれなかったレグは削った点数を本数で割ります。投げた本数と点数を入れるだけの計算ツールや、501 を進めるだけで自動計算するカウンターを使えば手計算は不要です。
ソフトダーツのスタッツはハードダーツでも同じになりますか?
なりません。ハードはボードが小さく、外側のブルが 25 点、上がりがダブルアウトなので、同じ人でも数字は下がります。DARTSLIVE の 01 スタッツからハードのダブルアウトのフルゲームに移ると、10 点前後低く出るのが一般的です。腕が落ちたのではなく物差しが違うだけです。